[目的地宮島について]
世界遺産である宮島、厳島神社の分社を置く大崎上島は古くから宮島と親交があります。
管絃祭が行われる旧暦6月17日には大崎上島でも十七夜祭管絃祭が開催されてきました。
大崎上島の厳島神社は貞勧3年(西暦861年)勧請と言われており、古くは厳島明神鎮座の御幸の際、立ち寄られたとの故事があります。(※伊都岐島皇太神鎮座記の項参照)
また、平安時代の安芸国神名帳に「木江明神」の記載もあります。
下って文亀2年(西暦1502年)改修の記録が残る古社です。
厳島神社の本殿は元々、大崎上島にあり、その後宮島に移転したとの記録も残っており、大崎上島大西地区に大鳥居跡も残っています。(※山口青旭堂発行:安芸の宮島、広島の昔ばなし参照)
大鳥居の朽木も伝存し、昔は海辺であった場所の「鹿の井戸」は現在も清水が湧いています。
この繋がりの深さから、そして同じ船神事を持つ繋がりから、目的地を宮島としました。
また大崎上島を拠点とする大崎衆と名乗る海賊が10月1日に始まった厳島合戦で活躍したという故事に倣い、大崎衆が毛利元就に加勢する様を再現し宮島を目指します。
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